不規則な勤務シフトに加え、常に細心の注意を払い続ける緊張感が求められる看護師の仕事は、自身の心身への大きな負担が無視できません。
より的確な自己管理の実践が求められますが、オフタイムには心身を緩めてあげることも大事です。
責任感が強い看護師の場合、オフタイムも自分が担当する患者のことが頭をよぎり、24時間頭の中は勤務状態である人も少なくありません。
性格的な部分もあるでしょうが、これでは心身が持たなくなるのは当然です。
自身をリフレッシュさせるオフタイムの過ごし方と、その鍵となる何かを見つけて楽しむ姿勢もまた、看護師が健全な心身を整える自己管理に他なりません。

例えば、自分だけで楽しむ趣味を見つけてみると良いでしょう。
常に迅速かつ確実な連絡と報告に加え、相手への気遣いが欠かせないコミュニケーションに追われる職場環境とは真逆の、個人としての楽しみ方は、ストレス発散に非常に効果的です。
読書や音楽鑑賞、身近な場所への小旅行など、第三者の存在を忘れる環境に自身を置いてみると、リフレッシュにつながる可能性が期待できます。

また、適度な運動も、心身の活性化に効果的です。
勤務中は常に緊張状態が続き、無意識のうちに体はこわばっています。
スポーツジムに通わずとも、ジョギングやウォーキング、自宅でのストレッチなどで、体をほぐしてあげると良いでしょう。

気分転換が大切と口で言うのは簡単ですが、そう簡単に頭から離れてくれないのが仕事です。
自ずと没頭できる次の休日の楽しみを見つけそれを追求してみることが、結果的に無理な義務感を伴わない自然な自己管理方法になります。