看護師には自己管理が重要だということはよく知られていますが、頑張って世の中や患者のために働きたいという志が強い人ほど疎かにしてしまいがちです。
自分でときどき体の調子を見て大丈夫そうかを判断し、もっと頑張れるかどうかを慎重に考えている人もいます。
その結果、まだ前向きな気持ちで働けているから大丈夫だと思い、さらに努力を重ねようと自分を奮い立たせている人もいます。
しかし、まだ働けるから大丈夫と考えている時点で自己管理が完璧ではないので、注意が必要です。

自己分析によって自分の体調を確認する場合、業務に支障がない程度に体を動かせていて、頑張ろうという意識もあるという基準を設けてしまうと、問題が生じることが少なくありません。
体は動かせていても、心はすでに厳しいと感じている状況になっている場合が多いためです。
意欲があると多少の体の不調は乗り越えられてしまいますが、心への負担はだんだんと蓄積していってしまいます。
まだ大丈夫だという判断基準の場合、すでに心の負担が大きくなっている可能性が高いので注意が必要です。

働きたい、頑張りたいなどといった主観を一度脇に置き、客観的に心のケアが必要かどうかを考えてみましょう。
患者に対して心のケアを行っていても、自分に対しては疎かにしていたという看護師も大勢います。
患者だけでなく自分の心のケアも看護師にとって欠かせないものだと認識し、日常的に取り組むことが大事です。